INTERVIEW04
T.M.2012年 中途入社/HCD-Net認定 人間中心設計専門家
UI/UXチーフコンサルタントとして、ユーザーとクライアント双方にとって価値のあるWebサイトにすることが私のミッションです。
Webサイトにおける利益向上やユーザーの利用満足度を最大化等を実現する施策の提案および実行を担っており、業界としてはIT・SaaS業界、人材業界が多いです。
具体的には、Webサイトのアクセスログ調査や、クライアントのサービスを利用しているユーザーへのインタビューなど定量・定性調査を行います。ユーザー目線での課題点を明確にしたうえで、価値のあるデザインや機能を考案します。適宜評価と改善を繰り返していき、ユーザビリティの向上を目指しています。
それまでなかなか成果を出すことができていなかったクライアントのWebサイトに対して、調査・分析して仮説を立て改善案を実装したことでCV(※)が昨年同月対比で4倍になったり、Web経由の売上が180%増加したりと結果を出せた時、そしてクライアントから感謝のお言葉をいただいたときはとてもやりがいを感じます。
(※)サイトに訪れた方が商品購入・会員登録など目的の行動をとること
ネイルショップの案件ではクライアントのユーザーイメージと実際のユーザーの年齢層に乖離があることが調査からわかりました。ターゲットが明確になったことで、各担当者間でサイトの方向性の認識をそろえることができ、その世代に向けたサイトへのリニューアルを成功させることができました。
Webサイト改善の施策完了後も定期的にサイトの状況をレポーティングしたり、当社でSEO施策で支援を続けるなど、クライアントとの関係は続いていきます。新しいサービスのリリースや新規事業立ち上げの際に当社へ再度依頼いただけたときもやりがいを感じる瞬間です。
自身がやりたいことにチャレンジさせてもらえる環境です。
私は入社後、スキルを高めていく過程でできることが広がり、その結果やりたかった新サービス開発など新しいことも任せていただいています。
また、私の所属する部署はUI/UXのほかSEOやコンテンツ企画、Webサイトの制作、解析など様々な専門家が所属して、各専門家が実務で必要なスキルをスキルマップとして構築しています。メンバーはそれらの専門スキルを横断的に取得していくので、対応領域の広いマーケターになることができます。このようにできることを増やす機会があるというのもフルスピードの良さです。
仕事で大切にしている「スピード」は?
二つあります。一つ目は、「プロジェクト全体を通してどこのスピードを早めるべきか」を考えることです。
考えるべきところを考えずにただ処理速度を上げると、スピード感は出ても全体的な進捗はそれほど進んでいなかったり、コミュニケーション上のやり取りが増えクライアントも含めプロジェクトメンバーが疲弊してしまうことが多々あるため、意識するようにしています。
二つ目は、「効率化による加速」です。プロジェクトを遂行している中で、人が行わなくてもよいことやフローの無駄を見つけ、次回までに改善策を講じるようにしています。